イベントだって神は細部に宿る。

弊社が企画運営に携わるイベントには、さまざまな種類のものがありますが、お客さまに求められる企画や運営の方針、演出プランは、実施内容によってまったく性格の違ったものになります。無事に滞りなく終えることだけに集中する株主総会。厳かな雰囲気の中にも、要所要所にユーモアや感動をスパイスとして効かせる参加者式典や周年行事。とにかく道行く人を振り向かせて足を運ばせるための賑わいを作り出す街頭イベント。

でも、どんなイベントの企画運営でも弊社がこだわりを持っているのが、コンセプトの表現。ただイベントの箱を作って終わるのではなく、主催者の思いやメッセージを会場の隅々にまで巡らせ表現し、参加したお客さまの心を動かすこと。その細部へのこだわりこそが一味も二味も違うイベントのクオリティを生み出すと信じています。

以前、SNSのサービス事業を展開する大手企業さまの新事業発表パーティーの施工運営を担当したことがありましたが、そのときにコンセプトの表現でこだわったのが、オリジナルケータリングのメニュー作成。企業のロゴやコーポレートカラー、多様性を大切にする社風を、フィンガーフードやフレバーウォーターの多彩なメニューの中に表現し提供したところ、担当者や参加したお客さまから「なるほど！」「プロに頼むとやっぱり違う！」とたくさんのお褒めの言葉をいただきました。イベント全体のほんの一部に過ぎない「食」が企業の思いを語り、参加者の心を動かす。細かなディティールへのこだわりこそが最終的に、全体の質を決めるのだと改めて実感した仕事でした。